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統合失調症、低血糖症、うつ病
統合失調症、低血糖症、うつ病

統合失調症などの診断を受け、多くの薬を用いて治療をされている方へ。実は重度の栄養不足が原因で、精神疾患と呼ばれる症状が出る場合がある事をご存知でしょうか?薬を用いた対処療法だけではなく、体の根本から改善させるアドバイスを日々情報発信しています。

がん治療 栄養療法で毎日を元気に、穏やかに生きる。
がん治療

がんの治療には、効果的な栄養摂取が必要不可欠です。手術、抗がん剤、放射線などの標準的な治療に効果的な栄養補給を併用することによって、治療効果の増強や副作用の軽減などが得られます。ブログではガンに対してより積極的な栄養アプローチも紹介していきます。

健康と栄養
健康と栄養(登録制)

22年の実績のある栄養療法カウンセラーが子供の健康と栄養を語ります。

ランチの持参デザート
JUGEMテーマ:代替医療全般


栄養療法では一般に、砂糖を代表とする甘味をできるだけ控えるように指導されます。
「砂糖を代表」という意味は、白砂糖はもちろんのこと、黒砂糖だろうが三温糖だろうが、はちみつや果糖だろうが同じです。
そして、果物も不可です。

するとお菓子やデザートの類はご法度ということになり、栄養療法を導入しようとする方々が最も抵抗を覚える点の一つになっています。

そこでそういう方には、以下の点に注意して、少量を上手く活用することを助言しています。

1.GI値の低いもので、かつノンカロリー、または低カロリーの甘味料のみを使ったものを選ぶ

この条件に合ったものは、エリスリトール、キシリトール、ラカントSなどです。
またカロリーはあるがGI値の低いものとしてはアガーベシロップ、メイプルシロップ(品質の悪いものは普通の糖蜜が混ぜてあり、害が多大ですので要注意)、オリゴ糖。

2.朝か、遅くとも午後前半(15時以前)に、甘味の強くない果物を食事時〜食直後に少量摂る

甘味の強くない果物とは、グレープフルーツ、はっさく、甘夏など、酸味の比較的利いた果物です。
逆に夏に盛りとなる桃、梨、西瓜、ぶどうや、秋からの代表的な果物である柿やリンゴなどは糖分が多く含まれるので要注意です。

以前、ある高校生の患者さんが、だいぶ調子が改善したのでと、久しぶりにリンゴをたった1/4個食べたら、急激に低血糖に陥ってしまい、寒気、震え、不安感がバーッと出てしまったことがあります。

このように果物でさえ、血糖調節にはリスキーなのですが、そうはいっても何かデザートを食べたい気持ちもわかります。

特に日中仕事をして、ランチが唯一の休憩という場合には、〆に一口でも何か欲しくなるかもしれません。

その場合には、JA広島が出している「塩レモンゼリー」などはいかがでしょうか。
甘味料はエリスリトール、一口サイズなので、出先でも手軽に食べられます。
他にJA紀南の「うめぼしゼリー」もあり。

また、カットトマトやカットしたプチトマトをタッパーで持参し、エリスリトールやエリスリトールシロップをかける、という手もあります。
「え〜、トマトって野菜じゃないか」と思われるかもれませんが、コンビニには「丸ごとトマトゼリー」なんてのも売っていますし(ただしこちらは砂糖入り)、他の会社でも「トマトジャム」「トマトキャンディ」を見かけたこともあります。

私が子どもの頃はトマトはもっとワイルドな酸味があって、お風呂から出ると母が冷やしトマトに砂糖をかけて果物代わりに出してくれた思い出があります。

ただし、トマトジュース、野菜ジュースをはじめ、どんなものもジュースにしたとたんにGI値が跳ね上がるので、くれぐれもジュースはデザートにしないでください。

| 栄養療法 | 07:05 | - | - |


生活の中のプチ筋トレ取り入れ法
JUGEMテーマ:健康


最近は一般向けのTV番組でも、日常生活で取り入れられる運動のコツがいろいろ紹介されており、上手に利用すればとても役立ちます。

今回は、以前(7/2)浜野ゆりブログの方に書いた記事「寸暇を惜しんでプチ筋トレしよう」の追記です。
というか、その後の追加も含めた、お役立ちサイト等のリストということで。

上記記事でご紹介した、二重あご防止のための「ベロ回し体操」のページはこちら。

日本人にはなじみ深い「ラジオ体操」も、「きちんとやれば結構な運動になる」ということで特集する番組の時々ありますし、DVDつきの本も複数出ています。

また、『50歳からのながら運動健康法』(長野茂、PHP研究所)では、日常の家事その他をしながらの筋トレ法をイラスト多数で紹介しています。

厚労省ページでも、同様のコンセプトの運動をいくつか提案しているページがあります。


最近私がちょくちょく行っているのが、肩甲骨回りの体操。
何人かの人がそれぞれ本を出していますが、私はたまたまTVで見た「ゲッタマン」氏の体操を採用しています。
(上記は静止画ですが、YouTube では動画もアップされています。)
外来診療日は一日机に向かっていて特に上半身がこわばり、疲労物質(乳酸)が上手く流れず淀んだ感じになるので、昼休みにこの体操をやっています。

あと、下半身には以前「たけしのみんなの家庭の医学」で紹介された「フラダンス体操」や、他の情報源から取ったいくつかのストレッチメニューを、その日の疲れ具合や昼休みの残り時間の長さに応じて組み合わせています。
昼休みが足りずたとえ5分しかできない日でも、午後のスッキリ感、体の柔らかさに違いが出ます。

| 栄養療法 | 07:03 | - | - |


低糖質病院食
JUGEMテーマ:代替医療全般


6月14日の朝日新聞の記事に、北里研究所病院で糖尿病患者さんへの糖尿病の教育入院時の食事として、低糖質メニューを提供しているという記事が載っていました。
これは従来のカロリー制限食では挫折してしまった患者さんへの2週間プログラムで、糖質制限食プログラムを身に着けた患者さんは半年後のチェック時に平均血糖値や中性脂肪、最低血圧の値が改善したとのことです。

またこの糖質制限入院は2009年から行われてきましたが、今年6月からは院内レストランでも糖質制限メニューが食べられるようになったとのこと。

ついに、やっとここまで来たか〜と感じました。
溝口先生をはじめ、何年も前から栄養療法に取り組んでいる人達からみれば、本当に感無量というところでしょう。

従来のカロリー計算主体の糖尿病食事指導は、既に効果不十分なのはアメリカなどでは知られており、糖質制限へシフトしてきているのですが、日本ではまだまだこれが主流。
はがゆい思いがありましたが、ここ1−2年で糖質制限食が一般の方の間でも急速に知られるようになり、銀座や新橋、六本木といった都心で糖質制限食を提供するレストランも複数出現しています。
そしてこの度ほぼ初めて、病院食ととして登場したわけです(※)。

(※)高度の糖質制限食を提唱してきた京都市の高雄病院では既に入院患者600人、外来患者1500人が、院内で提供する糖質制限食による治療を受けたとのことですが、「大学病院」レベルでこうした治療法が行われるのはまた別の意味で画期的といえます。

日本人の米信仰、和食信仰、あるいは菜食主義への信仰というのは根強く、肉や卵をどんどん食べましょうというと不安を抱く人はいまだに多いのですが、分子整合栄養医学は、人体の本来の生化学的反応をしっかり実行できるように援助するという考えから開発された療法です。

しかし日本人はどうしても「食事といえば、まず茶碗一杯のごはんをしっかり、それに味噌汁と漬物。あとは野菜の煮物と、少々の焼き魚くらいあればバランスも取れて充分」というイメージになりがち。

そこで入院などの形で、3食しっかりとタンパク質を取り入れた食事とはどういうものかを実際に体験してもらうことで、正しい食事の組み立て方を学習してもらうのが有効、というわけです。

もともと糖尿病の教育入院では「糖尿病とは」を教わる座学と、散歩などの軽い運動プログラムを組み合わせていますので、これは糖尿病でない人でも非常に健康に良いことです。

いずれは、「低血糖症改善のための教育入院」などもできたら良いですよねー。
もしそういうのがあれば、「タンパク質をしっかり入れる、しかし砂糖などは極力使わない料理教室」や、「筋トレとストレス緩和を兼ねたヨガ教室」「リラクゼーションを自分でできるようになるための瞑想教室」なんかもできたら良いな〜と、すごく思います。

なお北里研究所病院の山田悟・糖尿病センター長らがまとめたレストランガイド『外でいただく“糖質制限食" 奇跡の美食レストラン』も6月に発売されました。
ぜひご参照ください。



| 栄養療法 | 07:44 | - | - |


それでも「基準値」を信じますか?
JUGEMテーマ:代替医療全般


栄養療法のために初診すると、現在の詳しい栄養状態を調べるために採血・採尿をします。
そして約2週間後に結果が出るとそのご説明をするのですが、実に多い質問が「検査会社の結果表では基準値の範囲に入っているのに、○○の栄養素が不足していると解析レポートに書かれているのはどうして?」というものです。
(疑問に思われるのも、無理はないですが・・・。)

そもそも「基準値」が何かというと、ある項目に関しての測定値を大きい順に並べて、最小と最大に近い合計5%の範囲のものを除外したもの。
つまり母集団の95%の測定値が入る範疇です。
この95%には特別な根拠はなく、臨床的経験から、長らく「このくらいの範囲なら大きく外れないだろう」ということで決められたものです。

で、母集団の人数が少なくとも120人以上(数百人以上が望ましい)ことや、年齢・性別・遺伝的体質・食習慣等で偏りが出ないように調整してから行うことが本来は必要条件になっています。
しかし実際には、検査会社の社員(少ないと数十人程度で結論を出している会社もあると聞きます)を母集団にしている例が多く、
また、明らかな症状や病気があって除外された人以外は検体が提供されます。

すると、本人も自覚がないような栄養欠乏があっても「正常」なサンプルとしてカウントされてしまうため、本来の「正常」値とは違うデータになってくる確率が高まります。

例えば、栄養療法では体内の鉄の貯蔵量を調べるために「フェリチン」という項目を調べますが、何年もかけて鉄欠乏が進んでいる多くの女性の場合、ほとんどこれといった自覚症もなく、それどころか結構スポーツにいそしんでいたりするので、自分も周りも貧血や鉄欠乏などとは夢にも思わず、当然正常サンプルとして採血を受けることに参加します。
しかし実際にはこうした低値の人々が混ざるため、平均値が、あるべき値よりも低い数値になって出てしまい、その結果「基準値が16〜260」などという、統計学的にほとんど意味をなさない値になってしまいます。
(本来、元気に過ごすために必要な数値は80〜120程度です)

また、同じ項目でも、複数の意味合いを持つものが多いので、数値だけで見てもダメで、他のいくつかの項目との関連性から解釈していかなくてはなりません。

例えばフェリチンが高すぎる場合、「体内に何らかの炎症がある」と解釈します(このため、フェリチンがうんと高値、例えば数千とかだと、がんの発生も疑う必要が出てきます)。
で、たんぱく質不足の食生活の人は相対的に糖質(炭水化物)過剰になっており、すると赤血球などの細胞膜がさびつき(これを「酸化ストレスがかかる」といいます)、もろくなり、一種の炎症状態になっています。
このため、鉄が不足しているのにフェリチンが高い(といってもせいぜい数百程度までですが)という事態が生じます。

上記を応用して考えれば、フェリチンが「基準値」の範囲に入っていても、実際は「鉄欠乏による数値の低下」+「酸化ストレスによる数値の上昇」が組み合わさって、見かけ上基準値内に入っているだけ、という場合も大いにあり得ることがおわかりかと思います。
実際、このような患者さんのデータを多く見かけます。

栄養療法では約70項目の詳細な検査を行いますが、その一つ一つについて、このように様々な角度から検討しなければなりません。

このように、
・「基準値」を絶対視してしまうと、これがひとり歩きし、その患者さん全体としての栄養状態の解釈を見誤る
・「基準値」そのものが、「多くの人がこの範囲だから」と大雑把に決められたものに過ぎず、絶対的な統計的有意義性がないものが多い

ということを、心に留めておいていただきたいのです。
(付け加えると、「厚生労働省」「〇〇学会」といった権威団体が診断基準に使う値や患者に指導すべき値として挙げているものでさえ、きちんとした疫学研究と統計処理を経ていないものが少なくありません。
特に欧米では10-20年以上も前に破棄された数値や考え方をいまだに日本の学会では基本方針として続けているものも多いのです。
そして古い基本方針の代表的なものが、糖尿病のカロリー制限食、インスリン強化療法などです。)

そもそも、当院に来院される多くの方が、しつこい症状に悩み、原因を探そうと大学病院などでいろいろ検査を受けるが「異常ないですね」といわれてしまった・・・というところから、いろいろ調べて当院受診に至る、という経緯です。
つまり基準値だけから見たら「正常」なのにも関わらず厳然として症状は続いており、日常生活が辛い。

このように、基準値を絶対視していては、それ以上何も進展が望めないのです。

なお、当クリニックでは、月に1〜2回、一般向けの栄養療法のセミナーを開催しております。
栄養療法的考え方の基本が毎回少しずつ学べますので、ご都合の合う日があればぜひご参加いただければと思います。
| 栄養療法 | 07:46 | - | - |


肉食こそが、進化過程において人類を人類たらしめたものである
JUGEMテーマ:代替医療全般


・・・という主張が、『天才と分裂病の進化論』(デイヴィッド・ホロビン、新潮社)(※)で展開されており、順を追って読んでいくと、なるほどと、とても納得する内容です。

著者は英国統合失調症協会の医療顧問を務めた医師で、ナイロビ初の医学校設立に加わったことでアフリカ考古学への関心を深め、人類の進化と統合失調症をめぐる研究に取り組んだ人です(2003年没)。
彼はこれまでの遺跡調査や他の研究結果からの流れをまとめたところ、以下の結論に達したのです。

・14-15万年前、現在の人類の祖先が分岐したのと時を同じくして統合失調症の遺伝子たちも出現している

・統合失調症遺伝子の長所は、宗教や芸術への強い関心、専門技術や専門知識に優れていること

・短所は、猜疑心や被害妄想的思考、それらに基づく他者抑圧性(首長や王などによる恐怖政治や他国侵略、異教徒を「聖戦」の名で大量虐殺することなども含む)

・300-400万年前までには人類は生活の場を水辺に移し、動物性食品(特に水生、つまり水の中に住む生物)を多く食べるようになっていたが、その後から脳が大型化し直立歩行もするようになった。
このころには既に石器などの道具も作るようになっていた。
しかしまだその内容は初歩的なもので、かつ土地ごとのバリエーションもほとんどないものであった。
その後、長年の水生動物食を背景に一部の個体に遺伝子変異が生じ、時間の経過とともにそれを持つ個体が増えていった。
この時期からは(脳のサイズは不変か、むしろやや小型化したが)知能が劇的に発達し、当時の先行人類や、類人猿(現代でいえばオランウータン、チンパンジーなど)よりずっと生きながらえるのに有利だったため、繁栄した。

・水生動物を多く食べるようになってから、今から15-8万年前に、それまでの人類よりも知能指数で数十レベルの急な上昇があったと推測され、それは遺跡の道具の精巧さ、洞窟壁画の精密さなどに表れている。
この差はたとえていうと、特別支援学級の生徒と一流大学の首席レベルの違いに相当する。

・現生人類の祖先は、当時の先行人類(ホモ・エレクトゥス、ネアンデルタール人など)と戦って駆逐した(おそらくは直接殺戮で)。

・水生動物をとって食べる割合が減り農耕社会(つまり穀物中心)になってから、
 さらには工業化され穀物が精白糖質になってから、統合失調症の症状が激しく、経過も悪くなった。
それまでは統合失調症というよりも「統合失調症型人格」といってよい穏やかなレベルで、やや「変わった人」程度の症状だったのに。

・薬物は、最初の抗精神病薬が開発された60年前と効果はほとんど変わらず(副作用の種類は一部変わったが、使用者の生活への悪影響はほとんど軽減していない)、症状への有効性は2割程度である。

・人類を人類たらしめ、そして統合失調症発症を予防したり症状の程度を軽減するためには、固形の飽和脂肪酸(ラード、ヘット、バター、生クリームなど)を減らし、魚などに含まれる油(EPA+DHA)をふんだんに摂る必要がある


よく、ナチュラリストたちは「菜食こそが人間に自然な、本来の食生活である」といいますが、進化史からの研究では逆で、動物性食品(特に魚など水生動物)をふんだんに食べるようになってから、人間らしい機能を持つ脳(哲学・宗教・芸術・複雑な論理思考などが可能な)が形成されたのです。

また、ちょっと話が横道にそれますが、進化史の話よりはずっと最近、つい昭和30年(1950年)代までは日本人は魚は食べていたものの量は十分ではなく、穀物類で空腹を満たしていました。
このため20-30歳代までに多くの人が結核にかかって亡くなり、当時の政府はこれを問題視して、「毎日、少なくとも1回は肉や卵も食べよう」ということでキャンペーンを行いました。
肉・卵料理の代表がハンバーグやオムレツなどフライパンを使うということから「フライパン運動」ともいわれたそうです。

実際には肉の脂身は減らすなど、気をつけるべきポイントはいくつかあるのですが、
・動物性たんぱく質を十分に摂る
・魚からはタンパク質と同時に魚油(DHA+EPA)も摂れるので、特に意識してふんだんに摂る
がポイントになります。

高校の生物学でも習ったと思いますが、三大栄養素のうち、脂肪は主に脂肪酸とグリセリンに分解され、小腸の粘膜から吸収されます。
この脂肪酸は、十分量摂ることが健康に良い「不飽和脂肪酸」(代表がEPA、DHA)と、摂りすぎると体内に炎症を引き起こし、がんや各種生活習慣病を発生しやすい環境にしてしまう「飽和脂肪酸」(前述のラードなど)があり、それぞれの性質を保ったまま細胞に取り入れられますので、「何から脂肪を摂るか」を意識することは重要です。

それに対してタンパク質は、もとの食材は肉だろうが豆だろうが、穀物だろうが、完全にアミノ酸に分解されれば同じ分子構造であり、体内での利用のされ方も、効果も変わりません。
ただし、動物性タンパク質で摂った方が吸収率が良く、また鉄分も圧倒的に吸収しやすくなり、貧血や疲労感などを予防しやすくなります。
また鉄欠乏は体内の酸欠状態を引き起こしますが、これはがん細胞が増殖しやすい環境となるのです。

人間の体全体を構成する物質は、6-7割を水が占めますが、その次に多い材料はタンパク質です。
そして脳を構成する物質の大半は脂肪。
動物食は人間本来の食事法なのですから、決して忌み嫌わず、毎日しっかり食べましょう。


(※)原著出版が2001年。翌年には邦訳が出ましたが、ちょうどその後間もなく日本精神神経学会が、英語のschizophreniaのそれまでの訳語(精神分裂病)について「この名称は誤解と偏見・差別を助長しかねない」として「統合失調症」に名称変更することを決定しました。
本書の出版時、この用語はちょうどその過渡期にあり、また本書の内容が誤解を生み偏見と差別を助長するものではないと判断して、従来通りの標記にしたそうです。
| 栄養療法 | 07:19 | - | - |


スローステップ運動の生活習慣化、一例
JUGEMテーマ:代替医療全般


11/19の記事に追記です。

軽い運動でも、2日に一度以上、かつ20分/日以上のものを生活の中に組み込むと代謝率アップしたりうつに有効であることを紹介しましたが、その中で言及した運動の一つ「スローステップ運動」について。

「テレビを見ながら」「音楽を聴きながら」することが、飽きずに続けられやすいコツなのですが、15-30分程度のお気に入りの番組があると、利用しやすいものです。

例えば我が家の場合、夫婦とも自然番組が好きなので、NHKで日曜朝に放映している「自然百景」(15分番組)などはよく利用します。
地上波はこの日だけですが、BSでは過去の再放送を週の過半行なっており、録画しておけば好きな時に使えます。

あと、DVD/ブルーレイ録画機能もついた最近のテレビなら、本体ハードディスク(HDD)への録画もできる上、手軽に何倍かの速さでの早送り再生もできます。

HDDの容量があるとつい、多くの番組を録画してしまうのですが、今度は見る時間がなかなか取れなかったりするもの。
しかし一度に一本全てではなくても、一部ずつ複数回に分けて「ながら視聴」すれば、鑑賞と運動が同時にできて一石二鳥。
例えば「ためしてガッテン」は45分番組ですが、「1.5倍速」設定で見れば、30分で終わります。
15分ずつ朝夕と分割して見れば、スローステップ運動としても理想的、という形になるわけです。
ドラマなどは中断は難しいかもしれませんが、クイズバラエティや旅情報番組などはこの手が使えるでしょうし、
NHK教育の語学番組などは、一本あたり30分以内でしょうから、これも割とキリが良いのではないでしょうか。

それから、1月28日放映の「たけしのニッポンのミカタ」で、「NEATを増やせばやせられる」というのがありました。
NEATとは「非運動性熱産生」の略で、要は生活活動そのものでのカロリー消費です。
その3つのポイントは以下の通りです。

1.くつろぐときは体を起こす
 テレビを見るときなどもごろ寝したりせず、姿勢を真っ直ぐにして座って観る。

2.立ってできることは立ってする
 番組で紹介されていた専業主婦の人は「40歳を超えてから、生活は変えないのに体重が増えた」と述べていたのですが、その日常生活を見ると、「皿洗いは食洗機にセットし、その浮いた時間も含めて3時間半ビデオをごろ寝で鑑賞」「歯磨きも、ヘアドライヤーを使うのも座りながら」といった状況なのでした。
 
3.良く使うものは手元に置かない
 テレビ等のリモコン、台所でよく使うざるや鍋、その他頻繁に使うものだからこそあえて手元に置かないことで、しょっちゅうテレビの操作をするために立ち上がったり、台所で料理器具に伸び上って手を伸ばしたりすることで、こまめにカロリーを使う。

1〜3で、一日当たり増える消費カロリーは十数キロカロリー程度だったと思います。
この数値だけみると大した差ではないようにも思われがちですが、1年では4kg近くの体重減につながるとか。
逆に、(これはまた別の番組で見た話ですが)子供などの食べ残しを、「もったいないから」と母親が、一食当たり一口(20キロカロリー)食べただけで、年間では7-8kg以上太ることは、よくあるそうです。
まさに「塵も積もれば山となる」状態ですね。

ちなみに(これも別の番組でしたが)、玄関の鍵をあえて壁や棚の高い所を定位置として置き、使う度に肩を思い切り上げる運動を日に何度か取り入れることで、四十肩・五十肩予防にも大いに役立つそうですよ。
| 栄養療法 | 11:32 | - | - |


免疫力を上げるヒートショック・プロテイン
JUGEMテーマ:代替医療全般


冬至も近づき、冬らしい寒い日が続き始めましたね。
冷えは万病のもと・・・風邪をはじめとする病気の予防のためにも、体を温めるのが大事です。
最近は生活リズムや食事内容の乱れ、ストレス、運動不足などにより、35度台の低体温症の人が、特に若い世代に多いと聞きます。
体温が低いと免疫反応の効率も落ち、ウイルスや細菌にやられやすくなってしまいます。
また、ホルモンの合成や代謝、消化酵素の能率も落ちてしまうので、体が全般的な不調に陥りやすくなるでしょう。

そんなときに役立つ本が『加温生活――ヒートショックプロテインがあなたを健康にする』(伊藤要子、マガジンハウス)です。

栄養療法を受けに当院に来られている患者さんは何度も耳にしておられるでしょうが、私たちの体は、水分の次に多い材料は「タンパク質」です。
タンパク質は細胞の骨子であり、またホルモン・免疫細胞・消化酵素などなど、体内の重要な代謝を司る元となっています。
しかし日々生活をしていると、紫外線・低酸素・暑さ寒さ・種々の化学物質・疲労・睡眠不足・感染・更には精神的ストレスなど、様々なストレスに遭遇し、体内のタンパク質は傷を受け、構造が壊れます。
タンパク質は特定の立体構造が保たれてこそ正常な機能をできるため、壊れたタンパク質は急いで修理したり、修理できないほど傷みのひどいものは、周りの細胞に悪影響を与えない形で死滅させるなどの対策が必要で、そうしないと病気や怪我が進行し、死に至ってしまいます。
ヒートショックプロテイン(HSP)は、熱などのストレスが身体に加わったときに増加することが判明した一種のタンパク質であり、上記のように傷つき、異常になったタンパク質への適切な対処を休みなく行ってくれる、ありがたい存在です。

この本の著者は愛知医大の先生ですが、膀胱がんなどのがん患者さんたちへの通常の治療法に併用して温熱療法を使うことで、がん治療の副作用を軽減し、治療成績の向上に役立てているそうです。
そしてこのHSPを一般の人が普段の生活の中でどうやったら上手く活用できるかを紹介したのが上記の本というわけです。

著者が提案しているのは自宅での「マイルド加温」。
詳しい内容、有効な理由などは本書に書いてありますが、一言でまとめると「週2回、42℃のお風呂に10分間入り、体温を38℃に上げるのを続けていると、数週間〜数か月後から免疫力が上がり、心身の様々な不調の予防・治療に役立つ」というものです。

対象となる症状の内容は
・風の予防、治療
・血糖値の安定
・精神の緊張緩和→不安、うつ気分の改善
・痛みの改善
・自己免疫疾患
・不妊治療の一助として
・抗がん剤治療による副作用軽減

その他、日常での良い活用法として紹介されているのは
・テスト、プレゼン、旅行、試合などの2日前に。→当日の心身の状態をベストにし、また事後の筋肉痛などの障害も減らします。なぜ「2日前」がベストなのかは、本書に説明してあります。
・日焼け、夏バテ予防に
・美肌になるのを助ける・・・これは、HSPの中には、コラーゲン合成を促進するものもあるからです。(ただしコラーゲン合成のためには、その原材料となるタンパク質・ビタミンC・鉄分も十分摂れていること、すなわち栄養療法的対策もきちんとできていないと、なかなか効果が出ないでしょうが)。

なお、普段35℃台の体温の人がいきなり38℃に上げようとしても湯あたりしてのぼせてしまうのがオチですから、段階を踏んで体温を上げていかなくてはなりません。
その方法も書かれています。

体験的にいうと、お風呂好きの人なら、5-6分お湯に浸かっているのは、そう意識しなくてもできるのですが、それ以上になると、「体を温めつつ、のぼせないようにする」加減を習得する必要があります。
そのためには、少なくとも最初のうちは湯温を測る温度計と舌下で測る体温計、そして時計が必要ですし、加温中に退屈しない自分の楽しみを持ち込むのも長続きする秘訣です。
最近はコンパクトな、防水機能つきの音楽プレイヤーもあるようですし、
私の場合は下肢のマッサージ、顔や髪のパックを最近はよくやります。
あとは上質のエッセンシャルオイルをゆっくり嗅いだりしながらのプチ瞑想も気分良いですね。
| 栄養療法 | 21:54 | - | - |


ラジオ体操活用法@血糖調節
JUGEMテーマ:代替医療全般


拙著『精神科医の栄養療法』が重版になったと、本日担当編集者さんから連絡をいただきました。
これもひとえに、読者の皆様のおかげです。
本当にありがとうございます!

さて、現代人が栄養療法をしていて、「わかっちゃいるけどなかなかできない」ことの一つが、生活の中に定期的運動を組み込むこと。
時間がない、疲れている、雨が降っているから、暑いから寒いから・・・と、ついついサボりたくなるのは、人の性ですね。

勝間和代氏は「禁煙も禁酒も、運動も、自分の意志力に頼るよりも、いかに楽に続けられるかのシステム作りが大事だ」とその著書で述べていますが、確かにその通り。
できるだけ、生活に無理な変更でない形で滑り込ませる必要がありますね。

そこで今回ご提案するのが「体操を見直そう」。

NHK教育の「テレビ体操」をご存知ですか?
私も放映は知っていましたが、いつもチャンネルを選んでいる際にたまたま映ったのをちらっとみるくらいで別の番組を見るのが常だったのですが、つい数ヶ月前に、そのプログラムの内容を知りました。

番組は合計10分間、月曜日から土曜日までの朝6時25分から(午後くらいに再放送もあるようです)。
(1)最初にウオーミングアップである「みんなの体操」でゆるやかなストレッチなど、
(2)次いで曜日ごとのテーマに基づいた日替わりメニュー。
例えば火曜日なら、特定の部位を少し鍛えるということで、ある週の火曜日はゆるやかなスクワット。
(3)最後は日本人なら誰でもおなじみ、ラジオ体操で、月水金は第一を、火木土は第二です。

(1)〜(3)は各々およそ3分間で、合計10分というわけです。
早朝は無理という方は、ビデオに撮っておけば、任意の時間に実行できます。

「簡単な体操10分くらいで・・・」と、あなどるなかれ。
普段運動習慣がない人が始めると、結構、腕を上げただけで痛かったり、息が弾んだりします。

少し話が変わりますが、「ためしてガッテン」で紹介された「スローステップ運動」(高さ20センチ弱の踏み台をゆるやかに昇降する)では確か、10分x朝夕=20分/日で、筋力増強など身体機能改善を認めていました。

そして最近では、軽い運動を週の半分程度でも行なうと、うつ病の改善にも役立つことがわかってきています。
そうした研究では、15-30分/日で3-5回/週、というペースで推奨していましたが、
注目すべきは、運動はウオーキングやジョギングその他「スポーツ」と呼ぶものでももちろん良いのですが、ストレッチ、太極拳といった負荷の少ない運動(有酸素運動)でもかなり有効だとしていること。

つまり、上記「テレビ体操」「スローステップ運動」のどちらか、または両者を組み合わせて、最低2日に1度は合計20分/日運動する習慣をつければ、血糖値の安定に役立つと思われます。

実際、スローステップ運動も5分を過ぎる頃から体がポカポカしてきて、冬でもセーターを脱ごうかという気になることもあるほど。
同時に、食後の眠気も薄らぐことも少なくありません。

またラジオ体操は大方の日本人が子供時代から馴染んでいるため、あの音楽が鳴ると(たとえ何年もご無沙汰していても)すぐに動けるようになるのも、良いところ。

最近はヨガマットもアマゾン等ですぐ買えるので、フローリングの床でもやりやすい形を整えて、デスクワークなどで硬くなった体をほぐしながら、気分転換もしてはいかがでしょうか?

※スローステップ運動のやり方、効果の詳細はこちらをご参照(該当部はページの後半にあります)。
| 栄養療法 | 10:12 | - | - |


外食時の補足情報(2) --- 高タンパク質、低糖質
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・砂糖不使用のカップヨーグルト(食べ切りサイズ)

日本ルナ株式会社という、あまり聞いたことのない所の製品ですが、なかなか美味しいです。スクラロースという甘味料で味付けしてあります。
こちらもスーパーで。コンビにでは滅多にお目にかかれません。

明治乳業も、時々砂糖不使用製品を出します。あと、メグミルクでも砂糖不使用ヨーグルトがありました。

しかしどちらの製品も、砂糖不使用よりも「食物繊維が多い」「低カロリー」「低脂肪」ということの方をラベルで宣伝していて、他の類似品(しかし砂糖入り)と一目では区別ができません。
人々がまだ、いかに砂糖の害に無関心かが、こうした点からもうかがえます。


最近一番のお気に入りは、「京禅庵」の「京都ふわふわスイート」という豆腐。

名前に「スイート」とありますが、甘味をつけてあるわけではありません。
最近は「波乗りジョニー」をはじめ、濃厚な味で美味しい絹ごし充填豆腐が増えていますが、本製品は数ある中でも群を抜いていると感じます。

なぜなら、スイーツとして食べるのにもとても向いているのです。
他の豆腐は、おかずとして食べるには美味しくても、甘みをつけて食べようとすると、どうしても大豆独特の青臭さが鼻につき、もう一度食べたいとは思えないのですが、この豆腐だけはそれがほとんどなく、GI値が低く血糖値を乱しにくいシロップ類(エリスリトール、オリゴ糖、アガーベ、メイプルなどのシロップ(※))をかけてもよく合います。
形も凹凸のある丸型で、ちょうどババロアのようです。

このシリーズではプレーンの他に抹茶味もあり(抹茶の苦味が利いていて大人の味)、それには黒蜜が別添えされていることからも、スイーツとしての自信のほどがうかがえます。
ただし、黒蜜は黒砂糖のシロップ。たとえ黒砂糖だろうと、砂糖は害なので、栄養療法者は開封することなく、潔くゴミ箱に捨てましょう!

(※)メイプルシロップは、砂糖や水あめ、ブドウ糖や加糖などを添加していないものなら、少量使うのは良いでしょう(もちろん血糖調整障害の重い人はこれでも症状が出てしまうので、止めましょう)。
純粋メープルシロップの中では、色の薄いものよりも茶色の濃いものの方がより害が少ないとも聞きます。
なお、ハチミツはブドウ糖・果糖がいっぱいなので、使用不可です。
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外食時の補足情報(1) --- 高タンパク質、低糖質
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8月19日追記あり(下記)

お土産ではないのですが、外食や、買って食べる食品を選ぶ際に、参考になる情報をいくつか。

・砂糖不使用のアーモンドフィッシュ
クリニックスタッフの一人が、スーパーで発見して知らせてくれました。


クリニック近くで
・伊勢丹会館4階「AEN」
・伊勢丹デパート地下で、AENが出している玄米弁当

玄米食ができ、かつ(マクロビオティックと違い)肉や魚、卵をふんだんに食べられるお店として、患者さんにもお勧めすることが多いお店の1つです。
食材、料理とも、どれも美味しいですが、 特にランチセットがお値打ちです。

(※)8/19追記
クリニックスタッフが教えてくれたのですが、7月末にメニューがリニューアルされ、わっぱ飯など、どこにでもありそうな料理中心になってしまい、タンパク質がぐっと減ってしまいました。魚メニューも消えてしまい、もはや特にお勧めする店ではなくなりました。
これでは、伊勢丹地下のお弁当も悪い影響を受けているかもしれません。
とても残念です。


東京駅で

グランスタ(地下階待合所「銀の鈴」近くの、お弁当や飲み物などの、ちょっとおしゃれな店舗が集まっている場所)内の

・とんかつ「まい泉」の、「ポケットカツサンド」(確かそういう名称だったような・・・)。
通常のヒレカツサンドとの違いは、パンがチャパティみたいに薄く(つまりそれだけ糖質が少ない)、カツと一緒に目玉焼きがはさんであること。
グランスタ限定商品で、いつも人気です。

・「龍潭(りゅうたん)」は沖縄料理専門のお弁当屋さん。
 先日買った「ミーバイ(ハタ)のバターしょうゆ焼き弁当」は、メインのミーバイの他にゴーヤ・チャンプルー、そしてクーブーイリチー(切昆布と豚肉の炒め物)の箸休めがあり、ご飯の半分はじゅうしい(ひじき、豚肉、お揚げなどを入れた炊き込みご飯)でした。
ご飯の量が少なめなのもお勧めです。

また、お店の名前は忘れましたが、上記「龍潭」のすぐ近くのお店には「山形牛のハンバーグ弁当」などがあり、ハンバーグが結構なボリュームで入ってました。
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